ケガ人の救助
負傷者が危険な場所にいる場合は、直ちに安全な場所へ誘導・移動させるとともに、ケガの状態を確認。
ケガの症状によって適切な応急処置をすること。


※事故直後は、負傷者の方が興奮状態で痛みなどの症状を感じない場合があります。ケガの大小を問わず、救急車を要請し、医療機関で診てもらうことが大切です。

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【負傷者への対応の流れ】
負傷者の肩の近くに膝をつき、「もしもし、大丈夫ですか?」と肩を軽く叩きながら大きな声で呼びかける。
 →目を開ける、声を出す、うなずくなどの反応があれば意識あり、反応が無ければ意識なしのと判断する。

「すみません、どなたか手を貸してください」と両手を振りながら周囲に呼びかけ、協力者を探す。人が集まってきたら、「あなたは救急車を呼んでください」「あなたはAEDをもってきてください」と具体的に指を指しながら依頼する。

呼吸の有無を確認。負傷者に意識がない場合、負傷者のお腹と胸をみて、上下に動いていなければ、呼吸停止(心肺停止)と判断する。

呼吸停止(心肺停止)と判断したら、「胸骨圧迫(心臓マッサージ)」を開始する
 両手を上下になるように重ねて手を組む。
 
 掌の下部の盛り上がった箇所(手掌基部)を、負傷者の胸骨(胸の中心)の位置に合わせます。
 
 胸骨(胸の中心)が、床と垂直に“5cm”ほど沈むように圧迫します。
 →圧迫するテンポは「1分間に 100回 ~ 120回(1秒間に約2回)」です。
★「♪もしもしカメよカメさんよ~」の歌のテンポとほぼ同じです。
 
 救急車が来るまで胸骨圧迫だけでも続けることが大事です。本来であれば、人工呼吸をすることが望ましいですが、感染症への不安があると同時に、胸骨圧迫だけでも救命の効果があるとの研究報告が出ています。
路上の危険防止
・事故車等を安全な場所に移動させる。
三角停止板発炎筒(非常信号灯)を置き、後続車に知らせる。※発炎筒は、助手席の足元にある赤い棒状のものです。
警察・消防へ連絡
落ち着いて、
警察:110 番
救急:119 番 へ通報

【伝える事】
どこで?事故発生の住所、分からなければ目印になる建物近くの電柱に書かれている番号等)
どんな事故?(車との事故か、人との事故か、単独事故か)
ケガ人の状況は?(意識がある・ない、出血等の状況)
相手方・目撃者の確認
事故後の対応のために、相手方がいる場合は以下の事を聞いてください。

・氏名
・電話番号
・住所
・車名・ナンバー
・その他(病院先、保険会社などの名前・連絡先)

また、目撃者がいる場合はその方の連絡先も聞いてください。
代理店へ連絡
ぬしとら:083-222-2861(スマートフォンの場合、番号をクリックするとぬしとらに電話を掛けることができます)

事故状況を伝えてください。

●いつ(事故の年月日、時刻)
●どこで{事故発生の場所、(町名、番地、道路名、目標物等)}
●だれが・何を(相手方の氏名、連絡先、住所、年齢、車名、ナンバー、目撃者がいる場合はその氏名及び住所等)
●どうして(スピードの出しすぎ、わき見、飛び出し等)
●どうなった
 ・届出警察署名
 ・担当警察官の氏名
 ・ケガの程度
 ・病院名(電話番号)
 ・自車・相手先の損傷個所
 ・損傷の程度
 ・修理先(ディーラー名、修理工場名、電話番号)
 ・損害賠償の請求を受けた場合は、その内容

※補償を受けられる方に全く責任がない「もらい事故」の場合も、ご連絡ください。
※相手から何らかの請求を受けた場合は、約束せずに「保険会社と相談します」とお答えください。